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疾患栄養治療部の概要

About Us

基本理念

  • エビデンスに基づく臨床栄養管理・栄養指導業務の実践を通して、最新の栄養治療環境を提供し、社会に貢献する。
  • 患者を中心とした、安全で質の高い栄養治療食を提供する。(ニュークックチルシステム)
  • 栄養治療の専門家としての責任と使命を自覚し、医療人(管理栄養士等)を育成する。

部長挨拶

<所属学会>
・準備中

<その他>
・準備中

体に必要な栄養素を取り入れることは生命活動の源であり、栄養状態の良し悪しは、患者の治療成績に大きく関わります。

京都大学医学部附属病院では早くから栄養治療の大切さに気付いていて1933(昭和8)年には食餌療法研究室が誕生し、1938年に栄養治療室に発展。

この頃から医師と栄養士の協働が始まっています。

1996年には病態代謝栄養学講座が編成され、改称・統合を経て、現在の糖尿病・内分泌・栄養内科が誕生しました。一方、京都大学医学部附属病院 栄養管理室は、2013年に医師と管理栄養士で構成する疾患栄養治療部となり、院内の栄養指導、給食業務などの栄養業務の他、栄養サポートチーム(NST)の構成員として、栄養疾患の治療に幅広く対応しています。

医師と管理栄養士が密に連携し、患者一人ひとりに合わせた栄養管理方法を共に考え、食事療法が無理なく実践できるようサポートしています。

そして、日々の栄養指導や介入で得た成果や知見は、国内外の学会や論文で積極的に発表し、臨床栄養分野のエビデンスの構築にも寄与しています。これからも全ての患者さんにとってより良い栄養管理・満足される食事を提供できるよう、スタッフ一同努力を続けて参ります。

京都大学医学部附属病院
疾患栄養治療部 部長
京都大学医学部附属病院
糖尿病・内分泌・栄養内科 教授
矢部 大介 (Daisuke Yabe)

副部長挨拶

<資格等>
・管理栄養士
・日本糖尿病療養指導士(CDEJ)
・病態栄養専門管理栄養士
・糖尿病病態栄養専門管理栄養士
・NSTコーディネーター
<所属学会>
・日本病態栄養学会 理事
・日本褥瘡学会 評議員
・日本栄養改善学会 評議員
・日本体質医学会 評議員
・日本糖尿病学会
・日本マグネシウム学会
・日本糖尿病療養指導士認定機構 常務理事

京都大学医学部附属病院 疾患栄養治療部は、高度急性期病院(特定機能病院)として必要となる臨床栄養管理ならびに患者給食の運営を担っています。

現在、臨床栄養管理面では、糖尿病や腎臓病、がんなど、管理栄養士免許以外の病態栄養専門管理栄養士資格など各種専門的知識および技術を有する管理栄養士が多数所属し、臨床栄養管理のスペシャリストとして最新のエビデンスに基づく栄養治療を実践しています。

各病棟には担当管理栄養士が配置され、入院初期から入院患者の栄養管理計画に基づく栄養治療の実践と栄養サポートチーム(NST)活動を行っています。特に糖尿病・内分泌・栄養内科には、糖尿病療養指導士、健康運動指導士などの資格を有する病棟専属の管理栄養士が配置され、種々の生理機能検査を活用した栄養アセスメントを実施し、入院から退院まで手厚い療養指導環境を整えています。

最新のエビデンスに基づく栄養治療の実践に基づく人材育成にも力を入れており、臨床栄養学実習生ならびに研修生の受け入れを積極的に推進し、海外(中国、ベトナムなど)からの留学生・研修生の受け入れも行っています。

また、治療の根幹となる病院食(治療食)を提供するために、2010年最新の調理システム(ニュークックチルシステム)を全国の国立大学病院に先駆けて導入し、提供される食事の安全・衛生管理は勿論、美味しさの追求も合わせて行っています。

京都大学医学部附属病院
疾患栄養治療部 副部長
幣 憲一郎 (Kenichiro Shide)

スタッフの所持資格

管理栄養士
日本糖尿病療養指導士
病態栄養専門管理栄養士
糖尿病病態栄養専門管理栄養士
腎臓病病態栄養専門管理栄養士
がん病態栄養専門管理栄養士
栄養サポートチーム専門療法士
NSTコーディネーター
サルコペニア・フレイル指導士
呼吸ケア指導士
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
健康運動指導士

Q&A

入院中の食事について

  • 主食には「普通のご飯」と「お粥」の中間のかたさのものとして、「軟飯」をご用意しています。
    食事についてご相談がありましたら、各病棟担当栄養士または病棟スタッフへお問い合わせください。
  • 抗がん剤などの治療により食欲不振や味覚障害を引き起こすことがあります。その場合には佃煮類などをお付けすることや“選択食”で「カレー」や「雑炊」を提供することも可能です。
    食事についてご相談がありましたら、各病棟担当栄養士または病棟スタッフへお問い合わせください。
  • 「酸・刺激物」を除去した食事を提供することが可能です。
    食事についてご相談がありましたら、各病棟担当栄養士または病棟スタッフへお問い合わせください。
  • 1日に350g以上の野菜を摂取することが目標とされております。当院の献立におきましても、350g/日を目安として食事提供をしております。
  • 本院では問診票等にて食物アレルギーがあることを申し出られた患者さんへは、アレルギー食を準備しています。嗜好(好き嫌い)とは異なり、深刻なアレルギー症状の患者さんに合わせるため、アレルギー食ではメニューのバリエーションや使用食材が大きく制限される場合があります。
  • 当院の厨房・食材・配膳などは入院患者さんのために準備をしております。そのため、付き添いの方への食事提供はできないことになっております。
  • 当院では「ニュークックチルシステム」を導入しています。「ニュークックチルシステム」では、加熱された料理を調理後すぐに急速冷却し、提供直前に再加熱をするシステムを取っていますので、温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たいまま提供することが可能となっております。また、嗜好調査やいただいたご意見を参考に、美味しいと言っていただけるよう、献立や調理法の見直しを定期的に行っております。

栄養指導について

  • <初回の方>
    診療時に医師にご相談ください。
    <2回目以降の方>
    診療時に医師にご相談ください。電話での受付も行っています。
    電話予約センター:📞075-751-4891 🕘平日 9:00 ~ 17:00
  • <外来栄養指導>
    電話での受付を行っています。
    電話予約センター:📞075-751-4891 🕘平日 9:00 ~ 17:00
    <入院栄養指導>
    病棟スタッフへお問い合わせください。
  • 情報通信機器(電話など)を利用した外来栄養指導が可能となりました。
    リンク:栄養指導

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